GPD MicroPC BIOS4.15+EC4.07
現在は何かあったのかBIOS4.15+EC4.07は公開されていません。
GPDのサポートページに新しいBIOSバージョン4.15とEC4.07が公開されました。
BIOSはWindowsからアップデートできるのですが、ECはWindowsからはアップグレードできないようですので、UEFIを使ってのアップデート方法をまとめました。
新しいバージョンで何が変わったか
説明文からBIOS4.15とEC4.07で以下の2点が追加されたようです。
AC Power Recovery
AC Power RecoveryはAC電源が回復したときの動作をBIOSから設定出来ます。Wake on LANはLAN接続されているときに特殊なパケットを送ることにより電源を入れる仕組みです。
ファイルダウンロードおよび解凍
GPDのサポートページからGPD MicroPC BIOS v4.15 + EC4.07のリンクをクリックしてファイルをダウンロードします。
7zipを使ってMicroPC.BIOS4.15-EC4.07.rarを解凍します。解凍してできたMicroPC.BIOS4.15+EC4.07.7zを再び解凍します。
USBメモリーにファイルコピー
解凍されたフォルダーのAfuEfiとMicroPC_EC_V4.07の中身を適当なUSBメモリーにコピーします。
UEFIブート
USBメモリーを刺したままGPD MicroPCの電源を一度切ります。電源ボタンで電源を入れFn+F7キーを押しブートメニューを表示します。ブートメニューから「UEFI: Built-in EFI Shell」を選択します。
BIOSアップデート
EFIシェルが起動してマッピングされたシステム一覧が表示されます。その中からUSBメモリー(Removal HardDisk)を見つけます。行の左側に黄色で表示された「fsX」+「:」(Xは数字、今回使用したのは2でしたので「fs2:」)をシェルに入力します。
「dir」と入力してUSBメモリーのファイル一覧を表示します。「Afu64.nsh」とシェルに入力してEnterキーを押すとBIOSアップデートが開始されます。
注意書きの通りアップデートが終わると自動的に再起動しますので、電源ボタンは触らないでください。1分ほど何も表示されない画面になりますが何もキーを押したりせず待ちましょう。
ECアップデート
BIOSアップデートが終了して何もせず待つとWindowsが起動します。再び電源を切り、電源ボタンで電源を入れFn+F7キーを押しブートメニューを表示します。ブートメニューから「UEFI: Built-in EFI Shell」を選択します。
EFIシェルが起動してマッピングされたシステム一覧が表示されます。その中からUSBメモリー(Removal HardDisk)を見つけます。行の左側に黄色で表示された「fsX」+「:」(Xは数字、今回使用したのは2でしたので「fs2:」)をシェルに入力します。
「dir」と入力してUSBメモリーのファイル一覧を表示します。「FEC64.NSH」とシェルに入力してEnterキーを押すとECアップデートが開始されます。
再起動されるまで待ちます。
アップデート確認
GPD MicroPCの電源を一度切ります。電源ボタンで電源を入れEscキーを押しBIOSメニューに入ります。「Project Version」に「4.15」、「EC Version」に「4.07」と表示があればアップデート完了です。