GPD MicroPCのタッチパッドについて

GPD MicroPCはタッチパッドがあります。

GPD WINはジョイスティック、GPD Pocketではスティック型のポインティングデバイスでマウスを操作していましたが、両機ともスクロール操作はできません。

GPD MicroPCのタッチパッドは小型ながらもジェスチャーに対応しており、色々な操作が出来るようになりました。

タッチパッドで出来ることまとめ

1本指タップ:マウス左クリック

2本指タップ:マウス右クリックに似た動作

2本指つまみ:拡大縮小

2本指上スワイプ:上にスクロール

2本指下スワイプ:下にスクロール

2本指左スワイプ:左にスクロール

2本指右スワイプ:右にスクロール

3本指上スワイプ:開いているすべてのウィンドウを表示する

3本指下スワイプ:デスクトップ画面を表示する

3本指左右スワイプ:開いているウィンドウを切り替える

3本指タップ:検索を開く

スクロール動作を逆にする

GPD MicroPCのデフォルト設定ですと2本指上スワイプで上にスクロール、2本指下スワイプで下にスクロールする設定になっています。

「GPD MicroPC購入したので色々書いてみました」に書きましたが、タッチパッドファームウェアを適用することでこの動作を逆にすることが出来ます。

この逆にした動作を元に戻すには、GPDのサポートページにある「AMR_Firmware_normal」をダウンロードして実行すれば良さそうですが、うまく動きません。

そこでWindowsレジストリを操作してスクロール動作の設定をすることが出来ないか試したところうまく動作しましたのでここに記しておきます。

なお、Windowsレジストリは使い方を誤るとWindowsが動作しなくなることもあります。Windowsレジストリを操作するときは十分に注意して、自己責任でお願いします。

Windows+Rキーでファイル名を指定して実行ダイアログを表示し、「regedit」と入力してENTERキーを押して「レジストリエディター」を起動します。「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」のダイアログが出ますので「はい」を押します。

左側のペインから

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Enum\HID\VID_6080&PID_8061&MI_01&Col01\7&75ca771&0&0000\Device Parameters

を開きます。右ペインにある「FlipFlopWheel」をダブルクリックして開き、「値のデータ」に「1」を入れて[OK]を押します。

レジストリエディターを閉じてWindowsを再起動します。

これでスクロール方向が逆になります。