GPD MicroPC購入したので色々書いてみました
11年振りの更新です。GPD社からGPD MicroPCが発売されました。早速購入しましたので色々書いてみます。
- GPD MicroPCとは
- どこで購入するの?
- 液晶保護フィルム
- SSD換装
- リカバリーイメージメディア作成
- リカバリー
- Windows Update
- Windows 10 May 2019 Update
- タッチパッド用ファームウェア
- インナーケース
- その他
GPD MicroPCとは
GPD社から発売された超小型パソコンです。大きさ幅153×奥行き113×高さ23.5mm、重さ約440gです。男性の手のひらに乗るサイズながら、RS-232ポート、ギガビットイーサネット、USB Type−A×3、USB Type-C、フルHDMI、3.5mmヘッドフォン、microSDカードスロットといった様々なインターフェースを搭載しているのが特徴です。
CPUはCeleron N4100、メモリ8GB、画面は6インチ1,280×720ドットIPS液晶、SSDはM.2 2242 128GBと超小型ながら十分なスペックを持っています。
どこで購入するの?
GPD社正規代理店である天空が販売を行っています。
また、こちらもGPD社正規代理店であるデントオンラインショップでも販売を行っています。
量販店向けにはリンクスインターナショナルが取り扱いをしており、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップ、ツクモ(商品ページがないのでショップトップページにリンク)で販売しています。
液晶保護フィルム
画面は映り込みがあるグレア(光沢)液晶ですので、映り込みを抑えたいならばアンチグレア(非光沢)の液晶保護フィルムがオススメです。PDA工房とミヤビックスが専用の液晶保護フィルムを販売しています。
SSD換装
一部のユーザーからは搭載されているSSDがBIOSから認識できなくなったという報告が挙がっています。初期不良として販売店に掛け合うのが良いですが、SSDを換装することも出来ます。AmazonでM.2 2242型のSSDを探すと色々出てきますがTranscend社製がオススメです。
GPD MicroPCの電源を切ります。
GPD MicroPCの裏側パーツを外すには5本のネジを+00精密ドライバーで外します。裏側パーツは爪でとまっている箇所がありますので、ギターピックやスマートフォンオープナーが必要です。QUOカードを使ってみましたが、こしがなくうまく爪を外せませんでした。ギガビットイーサネットポート側から隙間を作ってギターピックを差し込み、爪の箇所でギターピックをひねって爪を外していきます。
SSDもネジでとまっていますので+00精密ドライバーで外します。
SSDを換装したらRS232ポート側から裏側パーツをはめていきます。うまく力を込めないときちんとはまりませんので、壊さないよう注意して戻していきましょう。
リカバリーイメージメディア作成
換装したSSDにWindows 10を再インストールするにはGPD社のリカバリーイメージが必要です。GPDのサポートページにある「GPD MicroPC Windows Firmware 20190601」をダウンロードします。サイズが約10GBありますのであらかじめダウンロードしておきます。ファイルはRAR形式で圧縮されていますので7-Zipで展開します。
16GB以上のUSBメモリーをWindowsからフォーマットします。ファイルシステムはNTFSを指定し、ボリュームラベルを「WINPE」に変更してください。
フォーマットしたUSBメモリーに展開した中にあるWINPEフォルダーの中身をコピーします。
リカバリー
リカバリーイメージメディアで作成したUSBメモリーをGPD MicroPCに差してFn+F7キーを押しながら電源を入れます。UFEI選択画面でUSBメモリーを選択してENTERキーを押します。後は自動的にリカバリーが始まります。
マシンが再起動した後Windowsが起動します。ダイアログが表示されますが右上の×印で閉じます。デスクトップにある「Clean_OOBC」を実行すると不要なファイルを削除しGPD MicroPCの電源が切れます。
再び電源を入れるとWindows 10の初期セットアップが始まります。
Windows Update
GPD MicroPCはWindows UpdateがグループポリシーとWindowsサービスの2カ所で停止されているので開始します。
Windows+Rキーでファイル名を指定して実行ダイアログを表示し、「gpedit.msc」と入力してENTERキーを押して「ローカルグループポリシーエディター」を起動します。[ローカルコンピューターポリシー]−[コンピューターの構成]−[管理用テンプレート]−[Windowsコンポーネント]−[Windows Update]−[自動更新を構成する]を「無効」から「未構成」に変更してローカルグループポリシーエディターを閉じます。
[スタートメニュー]−[Windows管理ツール]−[サービス]でサービスを起動します。[Windows Update]のスタートアップの種類を「手動」から「自動」に変更し、「開始」ボタンを押してサービスを開始してサービスを閉じます。
「設定」から「更新とセキュリティ」を開きWindows Updateを実行します。
Windows 10 May 2019 Update
「設定」から「更新とセキュリティ」を開き「更新プログラムのチェック」を押すとWindows 10 May 2019 Updateが配信されるのですが、GPD MicroPCにはまだ配信されておらず「Windows 10 更新アシスタント」を実行し手動でアップデートしました。3時間ぐらいかかります。
タッチパッド用ファームウェア
GPD MicroPCのタッチパッドは2本指スワイプによるスクロールが出来ます。初期状態ですと上に2本指スワイプをすると下へスクロール、下に2本指スワイプすると上にスクロールする設定になっています。この初期状態はGPDのサポートページにある「GPD Micro PC touchpad firmware 20190618」をダウンロードして実行すれば逆にすることができます。
インナーケース
サンワサプライの低反発インナーケースは横寸が余りますがほぼぴったりです。低反発素材ですのでクッション性もあります。
その他
何か有用な情報がありましたら追記していきます。